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ツーリングレポート

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Snow Riding in River Park

雪中行軍 in 土手
参加車両
XT250・TT-R Raid

2001.1.27 関東地方大雪警報発令

俺は思った。俺の夢がついに叶う!!それも2年越しの夢が!!…その夢とは?”雪の降った土手でバイクを乗り回すこと”
その日はバイト(ピザーラ)があったがピザ配達は雪が積もりすぎると出来ない。
店長からランチタイムは家で待機、という指示を受ける。
が、雪はずんずん積もるばかり。「ピザ配達なんて無理だよ…」
意を決した俺はこの好機を逃してなるか、とウェアに身を包む。
「おっと、その前に仲間を呼ばないと…一人で走ってもつまらないからな…」
そこで同じバイト仲間の先輩、ウエノさんに電話する。
プルルルルルル…………
「はい」
「あっ、おはようございます。」
「おはよう。今日バイト午前中ないらしいね。」
「そうらしいっすね。そこで土手行きませんか?」
「やだ(即答)」
「え〜、行きましょうよ〜…こんなに雪積もってるんですから…」
「いいよ…14号(国道)だって渡れないし」
「お願いしますよ〜、一緒に行きましょうよ〜、おもしろいですよ。」



「わかったよ。じゃぁ行くよ」
「えっ!?ホントですか?ありがとうございます。」
「俺ガソリン入れなくちゃなんないからそれからな。飯食ってないからあと一時間後くらいに。」
「はい、わかりました。ありがとうございます。」

そして11:30。JRの高架下で待ち合わせするべく家を出る。
母親「雪積もってるよ…」
俺「別にいいじゃん」
で、外に出ると、雪かきをしていたオヤジに
「おっ、出かけるのか?滑るなよ」
「ああ」
とてもじゃないが「いや、滑りに行くんだって…」とは言えなかった。
シートに積もってる雪を払いのけてチョークいっぱいに引いてエンジンをかける。
一発でかかってくれた。
暖気を少しして、いざ待ち合わせ場所へ。が、ゴーグルが曇って見えない。
しかたなくゴーグルをはずして走る。
目に雪が当たって痛い…
道路一面雪で真っ白なのでスリップダウンしないようスタンディングでそろりそろり…と走る。
高架下で落ち合い、まだ見ぬ雪原へと…!!

普段なら直角に堤防を登るのだが、雪でグリップしそうもなかったので緩い傾斜の坂道から土手に入る。
堤防に立った時、目に入ったのは見渡す限りの雪原。川をはさんで向こう岸も真っ白。
まわりには雪合戦やスノボ、そり遊びをしている子供らが・・・
人気のないところに移り、早速走り始めた。
普段は出来ないアクセルターン→ブレーキターンの連続技、クイックターンも簡単に決まってくれる。
30分もしないうちに真っ白だった地面は心無い若者二人の駆るバイクによって耕し返されてしまい、真っ黒に。
絶好のシチュエーション、こういう時こそ俺らの勇姿(?)を写真に収めておかなくては…
そこで小休止も兼ねてコンビニに使い捨てカメラを買いに行く。
(実は愛用のオリンパスのコンパクトカメラμUズームが修理中)

以後は写真でお楽しみ下さい。

おりゃりゃりゃー!!クイックターンです。(ちょっとブレてます)
右は永遠に同心円状に回りつづけるアクセルターン

こちらもアクセルターン。うーん、飛び散る土がす・て・き。ちなみに右の白いのは雪よけのビニールです…
肝心なところが…

右のは見にくいかもしれませんが、バンクの途中でのアクセルターンです。いわゆるバンクショット!?
あとコンマ一秒遅く撮っていれば豪快な場面が見られたのに…残念残念

お約束です。下手同士、こける事も何回かありました。ちなみにバイクへのダメージは皆無です(たぶん…)。

と言うわけでこのクソ大雪の中かれこれ二時間以上も元気に走り回っていたのだ。
寒いなんて微塵も思わなかった。逆にウェアの下は汗だらけ。
透湿防水のくせに役にたたねーなー。
帰る前にウエノさんちで洗車。泥を落としてきれいさっぱり。
自分も家で即行シャワー浴びたが、久々に気持ちいいシャワーだった。

結局この日はピザーラはお休みでした。
翌日もちょこっと走りに行ったけど雪が重くて走れたものではありませんでした。
(単に腕不足!?)
本当にこの日は雪質もよく、思いっきり楽しめました。
今度大雪が降ってくれるのはいつの事やら…


 

 


May the adventure be full of wonder and grace!!