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伊豆半島ツーリングレポート
Touring by Motorcycle for the IzuPeninsula

期日:2001年5月4〜5日     
場所:伊豆半島全域        
参加者:オレ、オレの叔父、上野さん
CB1000SF,W650,TT-R Raid
総走行距離:700kmちょい         

5月4日(曇り)

 バイト後、22:30に寝て、朝3時に起きるも、途中何度か目が覚め、あまり眠れず・・・。
っていうか、いつもこの時間は余裕で起きてる時間なのである。
夜更かしが週間づいてて、いざという時に眠れないのは困ったものだ(−−;)。
  とりあえず布団を畳んで、スペースを作り、チャットをやりながら、前日作っておいたチェック表をもとに準備をする。
4時には叔父も起き、朝飯のパンを食べ、チェーンにオイルを注し、準備完了。
気になる天気の方は降るのか降らないのか・・・怪しい・・・(−−;)
  5時過ぎに上野さんがうちの前に到着。
上野さん曰く、睡眠時間1時間だってさ。おいおい・・・。
うちの叔父と初顔合わせをして、首都高経由で東名まで行き、海老名で休憩する事を確認して、いざ出発!
  途中の出光でガスを満タンに。昨日、ハンドルバーの角度を変えたのだが、
それに伴って両レバーの位置が下がっていたので、スパナを借りて位置調整をする。
そして京葉に乗り、環状線C1から三号渋谷線、東名へ。
6:45分海老名PA着。軽装で出てきた上野さんは「寒い・・・」と。
オレが持ってきたゴアテックスのレインウェアーのズボンを履いた。
そして7:05に海老名発。なるべく一般道は避けたい、という事から秦野中井ではなく大井松田ICで降りる。
そしてR255を南下し、途中で念の為ガスを満タンにし、8:00ターンパイク入口。
レトロチックな車が停まっていた。スポークホイールの・・・。
後になって思えば、ここが“楽園”伊豆への入口であった。
ゲートをくぐると一般道とは裏腹に結構空いている。
オーバーテイク出来る車はどんどん抜き、大観山までのワインディングを駆け上がり高度を稼ぐ。
途中の緩やかな上り坂ではオールクリアだったのでアクセル80%三速でストレートエンドで120km/h。
そのまま右コーナーへとバンクしていく。
切る風も肌寒い程度で心地よい。
曇り空で景色はあまり楽しめなかったけど、視界は良かったのでよし、と。
大観ドライブインにつく頃には鞍掛山の方から次第にガスってきた。
手前のPAに入ろうとしたが、停める場所が見つからず、奥のPAに移動。
すると、ずら〜っとバイクが停められている。
フラッグシップ、レプリカ、ネイキッド、アメリカン、オフロード車、ビッグスクーター・・・と。
8:30、大観ドライブイン着。
携行したプロトレックを見ると気温は10℃ちょっと。
風は殆んどなかったが、日が差してなかったのでかなり冷える。
建物内に入り、そばを腹に流し込み、展望台に行き、芦ノ湖をバックに記念撮影。
この時にはガスってた空も一時的に晴れ始める。


大観山ドライブイン展望台より。眼下に芦ノ湖を望む。

再びバイクにまたがり、南下。十国峠を抜け、熱海峠IC手前で県道20号に入り、熱海温泉方面へと向かう。
R135はかなりの渋滞。あまりののろさに睡魔がオレを襲った。
フラフラ・・・と何度か対向車線にはみ出しかける(^^;)。
県道80号・熱海大仁線への分岐で休憩。ここで休憩取らなければかなりやばかった。
後ろにいた上野さん曰くかなりの蛇行運転だったらしい(^^;)


     県道20号                                     冷川ICの近くにて

眠気を覚まし、80号に入り、山伏峠ICから伊豆スカイラインへ。
冷川ICで叔父がガス満タンにする為に一旦降りる。そして終点天城高原まで一気に南下。
着いてみれば、何の事はない。
行き止まりはゴルフコースの入口だった。
オレの勝手な予想では広々とした高原に出ると思っていたのだ(−−;)。
休憩もなしにUターンして、少し戻った所にある天城高原別荘地販売事務所?なるとこでコーヒーブレイク。
本当は昼飯をとる予定だったが、大したメニューなかったのでやめてコーヒー一杯のみ。
そして冷川ICまで戻って、県道59を西へ。
途中から神奈川のツーリングチームのケツに引っ付くことに。
何分、狭い道だし、そのチーム、全員で10人はいたから抜こうにも抜けないのだ。
後ろのほうにオレと同じCB1000SF乗ってる奴いたんだけど、
オーリンズのリヤサスに、17インチのホイール&タイヤ、AFAMのスプロケ、
DIDのゴールドチェーン(オレと同じ)、そして極めつけは・・・ステアリングダンパー・・・
なんて無駄な装備だ(−−;)・・・と思いつつもひたすらそいつらの後をついていった。
狭い道ではあったが、わさび田が見え隠れしたり、林道を含んだり、と快適な道だった。
しばらくして道が混みはじめたな・・・と思ってたら本来の道をそれて南下していて、 知らぬ間に浄蓮の滝に来ていた。
時間は13:50分。
ちょうどいい具合にドライブインがひしめき合っていたので、そのうちの一つに入り、遅い昼飯を取る。
観光地だけあって飯がバカ高い。が、オレ、上野さんの2人とも叔父にご馳走になってしまう(^^;)。
ご馳走様でしたm( _ _ )m。
食後、わさびソフトを食べる(^^)。
出先でソフトクリームを食べるのはオレの性分。
旅行によく一緒に行ってる叔父に“またか・・・”と苦笑された(^^;)。

そして、14:55出発。少し戻って再び県道59を西へ。
途中で駿河湾を一望できる場所があり、そこで休憩。
しばらくして国道136と突き当たり、それを南下。
海岸線の主要道だけあって所々で混む。
漁港と漁港の間は岩肌を縫うような感じでカーブが連続していたが、車が詰まっていて、思う存分に攻められなかった・・・(−−;)
この時すでに、明日、早朝走りに行く事を決意していた。
邪魔な車がいない時間帯にかっ飛ばしてこよう、という目論見である(^^;)。


R136から望む駿河湾。目を凝らして見れば分かると思うが、水平線が光り輝いている。
遥か水平線の彼方でちょうど雲が切れていて、陽光が射している為である。

17時、この日の宿泊先宿、又五郎がある“雲見”に着く。
又五郎他、民宿が建ち並ぶ道は狭い。又五郎を通り過ぎてしまい、Uターンしようとした所、エンストしてしまい、こける・・・。
フルロックUターンはこの日、何回もやっていたのだが、疲れていた、というのと、道が狭かった、というのもあり、クラッチ操作をミスってしまう。
引き起こしてみたところ、タンクに少し傷が(ToT)。ああ〜〜〜。
あともう少しで何事もなく一日が終わろうとしていたのに・・・(−−;)。
 

駐車場にバイクを停め、又五郎へ。
部屋は最上階の3階。
道路も見え、眼前の切り立った崖も見え、駐車場に停めてあるバイクも見え、結構眺めはよかった。
ひとまず、ビールと金粉入り焼酎を買ってきて、乾杯。
一日目にしてかなり疲れた。が、思いっきり楽しかった。
何杯か酌み交わした後、夕飯の19時まで時間があったので、近くの“想い出岬”へと散歩へ出かけた。
30分ぐらいそこで黄昏ていたのかな?上昇気流に乗って宙を漂っていたとんび(たか?わし?)が印象に残っている。
夕飯は厨房から自分の部屋へと自分達で配膳するセルフサービス。
自分の部屋で食う、という事もあり、ゆっくりとくつろぎながら食べられた。
又五郎は“網元”という事もあり、7500円、という宿泊費にしては魚介類で豪華な飯だった。
舟盛りを始め、うちわえび、かに、さざえ・・・と。貝が嫌いなオレはさざえは食わなかったが。新鮮な魚介類を食いながら、ご飯もいつもより多く食べた。
そして食器を一階の食堂まで下げ、風呂へ。この日は何時に寝たんだろう・・・多分、10時から11時の間には寝た、と思う。
叔父が叔母に電話してて、“とりあえず、今日は命があったから(笑)”と冗談交じりで言ってた。


想い出岬の上空を浮遊する鳥と月            夕食           

5月5日(曇り)

寝付くものの、眠りが浅く、1時と3時に目が覚める。
ちょうどその時に上野さんも何故か目が覚めていたようだ(^^;)。
  6時過ぎ、3回目に目が覚め、チャンス!とばかりに急いで布団を畳み、着替えて、メットを掴み、駐車場へ。
まだ辺りは薄暗かった。叔父と上野さんは当然の如く寝入ってる。
叔父はちょうど目を覚ましたみたいだが。
  エンジンをかけ、暖気もせず走り出す。と言うか、しばらくは暖気を兼ねて静かに流していた。
昨日南下してきたR136を逆に北上。
車もまばらにいたが、その時は一人だったので、後続を気にする必要もなかったので、
水温が上がってエンジンが暖まってからは片っ端からパスしてストレートではほぼ全開。メーター読みで最高速140km/h。
これでも抑えて走っていたが(^^;)。
ふと気が付いてみりゃ、かの有名な“恋人岬”まで来ていた。
せっかくだから、展望台までちょっと散歩する。
次に来る時までには彼女作っておかないと・・・などとはかない願望を抱きつつ帰り道を急ぐ。
朝飯時間の7:30を余裕で(?)越し、8時過ぎ帰宅。
すでに2人とも朝飯に手をつけていた。
朝飯も魚介類尽くし。うまかった(^^)。
  ゆっくりと荷物をまとめ、9:30頃出発。
“ここまで来たからには最南端まで”とのオレの提案で、マーガレットラインを通り、一路石廊崎を目指す。
思ったよりすいすいと進み、10:00にはジャングルパークに着いてしまう。


         ジャングルパークにて                        石廊崎付近の海岸線にて     

10:20にジャングルパークを離れて、南伊豆を一周するような感じで弓ヶ浜の方へ行き、
そこから下賀茂温泉、県道121を通り、松崎町で元のR136に戻ってきた。
途中の蛇石峠辺りの林道は、狭路、タイトコーナーの連続で面白かった。
途中から前の車が抜かせてくれず、苛立ったが・・・(^^;)。
11:39分、黄金崎クリスタルパークにてトイレを兼ねた小休止。
12時発。そのままR136を北上し、西伊豆スカイラインをパスして達磨山林道へ行く。
途中で“みやげの里いづからや”なるとこで休憩。
昨日に引き続きわさびソフトを食べる。う〜ん、ちょうどいいピリ辛さが病み付きになりそう(^^)。
そこの従業員に間違った道を教わり、行くはずのない西伊豆スカイラインに出てしまう。
仕方なく土産屋まで戻り、船原川沿いに東へ。
“スポーツバルト遊・You天城”の所より達磨山林道へ入ろうとするが、
道幅の広い道をそのまま行くと、行き当たってしまい、そこが“スポーツバルト遊・You天城”だった。
少し戻ってみると、主道のはずの林道は脇道から入らなくてはならなかった。
狭路、タイトコーナーのワインディングで、路面の舗装状況は文句なしだったが、
奥に入るにつれ、道端に枯れ木、落ち葉、折れた枝などが散乱するようになってきて、
一回、あわやフロントからスリップダウンするところだった。
障害物がなければ、躊躇することなく攻められたのになぁ・・・。
上野さん曰く、かなり楽しかったらしい。
そして13:35、林道を登りつめ、県道18号とドッキング。
ちょうどそこ一箇所だけ広い路肩になってて、県道18号は道幅も広く、コーナーが連続していたので、
上野さんにコーナーを攻める写真を撮ってもらうことに。
  遊び半分でハングオン(写真では分かりづらいが、ケツは半分以上ずらしてある)、
膝はアンダーを避けるため(と、間違って膝をすらないように(笑))閉じてある。


(左)トライ1本目。奥のコーナーは抜けたものの、第二コーナーに対応できず速度をゆるめてしまう。
(右)上野さんと攻め方&ショットアングルについてしばし語り合う。


トライ2本目。第一コーナーを抜けるとこ。見にくいがかなりバンキングしているのがわかるだろう(^^;)


続いて第2コーナー。実は写真にはその瞬間は撮れてないが、2本目のアタックで、
第2コーナーでステップをかなりこする(^^;)。ガリガリガリ・・・と、2秒間ぐらい・・・。
一瞬フロントの接地感がなくなってビビッたが、事なきを得る(^^;)。
が、後でエキパイもこすっていた事が判明。ベッコリとへこんでる・・・抜けが悪くなる・・・(−−;)

中央線のオレンジのラインに沿うように手前側に細い白い線が一本あるのがお分かりだろうか?
オレがステップで傷つけたところである(^^;)。
ま、記念写真、って事で・・・

 撮影会(?)も終わり、県道18号を東へ。
達磨山高原レストランを過ぎ、途中で右に折れ、県道127、達磨山西浦線に入る。
途中からずっと初心者マークの車が抜かせてくれず、かなりいらいらする(−−;)。
そして大瀬崎辺りで海岸沿いの県道17号線にドッキングし、北上。
富士見パークウェイへと向かう。途中でガス補給&昼飯。
15:00である。ここまで沿道に食堂が見当たらなかった為である。
達磨山高原で食ってればよかったかも・・・(^^;)。
昼飯はラーメンだったが、けっこううまかった。ここでも叔父におごってもらっちゃった(^^)。
  そして富士見パークウェイに入る。ここの路面状況は最悪。
障害物がある、とかじゃなくて、継ぎはぎの路面で殆んどは最近補修したであろう、コールタールで真っ黒の路面。
雨でも降ろうものならオイルが浮き上がってくるだろう・・・。とにかく、怖くて攻められなかった。
  韮山峠ICより伊豆スカイラインへ入り、高度を稼ぐ。
先頭を走っていたオレは、途中、西丹那の稜線であまりの展望のよさに展望台でバイクを停める。
叔父、上野さんも続いてバイクを停め、休憩がてら、その展望にしばし見入る。


ガスっていて、眺めはあまりよくなかったが、下界の眺望が素晴らしかった。
遥か彼方で、オレらと同じ高度にパラグライダー、ハンググライダ−らが風に身を任せて
ふわりふわり・・・あてもなく漂っていた。夜景はもっと素晴らしいだろうなぁ・・・とため息がもれた・・・

 熱海峠の料金所が近づくにつれ混みはじめる。
ドブ板走行をして車の列の左側をすり抜けしていく。
十国峠を過ぎ、箱根ターンパイクへ。
  大観ドライブインに16:30頃。前日に比べ、雲の量が多く、芦ノ湖も殆んど見えなかった。
  前日は使えたはずの自動販売機が全て何者かにいたずらされていて、使用不可能になっていた・・・誰だ・・・こんな事やる奴は・・・(−−;)。


下に見える3台のバイクはもちろん、オレらのバイク。

 この後、西湘バイパスに入り、大磯から東名に入り、帰路へ。
海老名PAは混んでいたので港北PAで休憩を取る。
東名は思ったほど混んでいなく、すり抜けもそこそこに18:45には首都高入口まで行けた。
が、首都高環状線は案の上混んでいて、先頭のオレは後続との距離を測りつつ、できる限りすり抜けしていった。
小松川線に入ってからは、道も空いていて、疲れていたのか、飛ばす気にもなれず、走行車線を80km/hでのんびりと流していた。
20:00には家に着けた、と思う。2人ともオレの家でコーヒーを一杯飲んでからそれぞれの家に帰った。
  伊豆半島はまさにバイク乗りの楽園であった。
走る道全てに大小様々なコーナーがあり、数々の観光スポットを始めとする景観も筆舌に尽くしがたい。
東名を降りて、伊豆半島に入ってから出るまで、思う存分に楽しめる。
今回はCBのタイヤを替えて初めてのロングという事だったが、思った以上に曲がってくれ、
ステップどころかエキパイまでこすったし、リヤタイヤもサイドまできっちり使えたし・・・
  叔父も、去年の夏行った、日光のツーリングの時とは比べ物にならないほどうまくなった、と誉めてくれたのだ。
  あたりまえだぜ!今まではタイヤが悪かったし・・・もっと早く替えてればもっと楽しめたのに・・・
  2人が帰ってから、荷物を片し、疲れがどっと出たのか、眠くて寝てしまう。
起きたのは2時・・・不在着信が4回も。履歴を見ると、正城さん・・・。
  あっ!!やべ〜〜。実はツーリング後、正城さんとうちで会う約束を予てからしていたのだ。それも久々に会う先輩。
とりあえず、お詫びのメールをいれて、また寝入りました(^^;)。
  こんな、心地よい疲れを感じたのはどのくらいぶりだろうか・・・(^^)。


エキパイの集合部手前に白い傷が見える。先ほどの第2コーナーでこすった部分だ(^^;)


帰宅翌日に撮った写真。ほぼサイドまできっちりと使えてる。
少しではあるが、アブレージョン(青紫色の)が残っている。
ここまでタイヤを使えたのは初めてのことである。
わーいわーい(^^)


 

 


May the adventure be full of wonder and grace!!