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ツーリングレポート

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サマーツーリング in 長野

01'08/10(金)〜11(土)
総走行距離 802.5km
参加メンバー:オレ、叔父、上野さん、立川さん
参加車両:CB1000SF,W650,TT-R250Raid,SR400

  前回の伊豆半島ツーリングが非常に好評で、第二回ツーリングを長野に設定した。
今回は上野さんの友達の立川さんも飛び入り参加!
7月下旬と八月中旬のどちらかに行く予定だったが、オレが試験日と重なるので7月上旬の計画は無理になってしまった。
たった4科目しかなくて、しかも試験日程は14日間もあるのに、なんで30日にテストがあるんじゃぁ〜〜。
と、いう訳で最終的にお盆前の10〜11日にかけて行くことにした。土日を避けて、金土で行く事にした。
試験勉強に身が入らず、ツーリングマップルと毎日にらめっこ。
が、伊豆と違い範囲が広すぎて、地図が見難い・・・そこで、コンビニに行き、見開きで15ページ分もコピーしてきて
それらを貼り合せ一枚の地図にした。おかげでルーティングは楽♪
長野“ワインディング”天国への出入り口を上信越・松井田妙義、中央・諏訪とし、中間地点となる戸隠を宿泊地にした。
実は個人的な好みもあって、戸隠を宿泊地としたんだけど、その理由は以下で・・・

8月10日(金)

出発前日からツーリング当日は“雨”という天気予報が・・・(−−;)
オレは、“どうせ天気予報なんてあてにならないさ・・・”とわずかな望みを胸に、前日はいつもより早く、22時に就寝。
翌朝3時起床。4時過ぎに上野さんちへ。2人ともすでに準備OKで外で待機してた。
初対面の立川さんと軽く挨拶を交わし、ゼネラルへガス補給に。
一般道で三郷ICまで行き、そこから外環にのり、大泉JCT手前の新倉PAへと軽く流す。
少しして叔父がやってきて、みんなで軽く談笑したあと、関越に乗る。

新倉PAにて  5時半頃

次の休憩は上里にて。6:45〜7:05
ここで、今日通る道について軽く談議し、当初の予定の松井田妙義ICを変更し、前橋ICで降りることに。
前橋まですぐだったので、みんなばらばらに行った。と言うか、速い順に勝手に走っていった。
オレや叔父はともかく、立川さん、そして上野さんはちょっと苛立ちを感じたかも・・・
7:18に前橋IC着。近くのスタンドでガス補給。
市川の広小路から143.3kmで6リッター。燃費は23.89。
7:30JOMO発、R17を西へ、県道25号線を北上、鬼ヶ橋の交差点にて右折、県道15号線から33号線へ。
途中の榛名湖にて小休止。

雨の心配もなく、少し肌寒い程度の空気の中、どんどん高度を稼いでいく。
途中、R406に合流、北上、そして県道54号線へと入り、さらに高度を稼いでいく。
9:30、途中の浅間山展望所で一息つく。が、雲のせいで浅間山はちっとも見えず・・・

北軽井沢の峠道をゆっくりと流し、R146に入り、大津にてR292へ。
時刻にして10:13。ここでガス補給。前橋インターから97km。6.9リッターで燃費は14.06・・・あれ?(笑)
10:40頃、草津温泉街への分岐に着き、その近くにあったそばやに入った。
本当は温泉街まで行くつもりだったんだけど、温泉街への上り坂があきらかに混雑してたので
あきらめて温泉街下のそばやで食う事に。
が、メニューが麺類はかけそば、かけうどんしかなく、仕方なくかけそばを・・・。
でも、けっこううまかった(^^)

腹ごしらえをして、いよいよ草津志賀道路へ。
が、高度を増せば増すほど霧が濃くなり、しかも車はその濃霧のせいでたらたら・・・と。
殺生河原のあたりから我慢できなくなり、
一瞬のすきをみつけ、たまには追い越し禁止車線を無視して、追い越し、峠をかけあがっていった。
霧のため視界は悪く、ワインディングからの眺望もきかなかったが、
何度か、突然山が開き、ガードレールを突き破って空に吸い込まれそうな感じがしたよ。
これが青空だったら、ほんとに気分爽快だったろうなぁ・・・
“青空に飛び出しそうになる”快感・・・


11:45、渋峠にて休憩。
リフトが動いていたが、その先は雲の中で風景も堪能できなかった。

そのままR292を北上、R403に進路を変え、更に北上。
12:30頃一息つき、途中から県道97(飯山斑尾新井)線へと入り、13:30頃、斑尾高原にて休憩。
ほんとはゲレンデ手前で休憩したかったんだけど、どこがゲレンデ入口なのかわからず、
適当なところにバイクを停め、ちょうどそこの斜面でやってたグラススキー&四輪バギーを眺めてた。
グラススキー、やったことないけど、スキーと同じ感覚なのかな?
オレの予想ではローラーブレードとかわらないのでは?・・・

そこから万坂峠を経て、野尻湖脇の細い道を通り、野尻湖レイクサイドホテル前でまた休憩。
時間にして14:00。ちょうどこの時から雨がぱらついてきた。
本当は妙高高原のワインディングを乙見湖まで攻めに行きたかったけど、
本格的に雨に降られてもしょうがないので、そのまま戸隠まで行く事に。
県道36号線を南下したわけだが、ツーリングマップルのコメント欄には“豊かな森を爽快に走る”とある。
まさにその通り!!
今回のツーリングの中で一番楽しめたところだった。
高低差はほとんどなかったが、高速コーナーの連続する樹林帯の中をかなり長い間走ってたような気もする。
霧もそんなに濃くなく、さっきまでぱらついてた雨もやみ、路面状況もよく、
更には車が殆んどいなくて、ほぼオールクリア状態だった。
ここの区間はほんとにストレスなく走れた。
戸隠神社を横目に、戸隠バードラインへと入って、宿泊地・ペンションころぼっくすへ。

ちょうど15:00についた。早速チェックインし、オレと立川さんは観光へ。
叔父さんと上野さんは前回同様酒を飲みながらまったりとしてた。

立川さんは何も持たず、オレはタンクバック一つで観光へと行く。
その前に何故、ここ戸隠を宿泊地としたのか。
それは、オレが今現在習ってる武神館のルーツがここにあるのだ。
武神館の武術の一つ、戸隠流忍法はここ戸隠を発祥の地としている。
詳しい説明は別のページでするとして、オレらが訪ねたのは
戸隠神社の宝光社、中社、奥社、九頭龍社、そして戸隠忍法資料館。

ここ戸隠は平安時代のはじめ山岳密教による修験者達が入山し、全国に知られた霊山として
山岳信仰のメッカとなったところである。
やがて諸国の山伏達が集まり、大衆の信仰を集めていったという事だ。

戸隠神社は、遠き神代の昔、天の岩戸が飛来して化成したと言われる戸隠山の麓に鎮座する
奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の5社より成り、創建以来二千年余に及ぶ歴史を有する。
御祭神は、天の岩戸開き神事に御功績のあった神々である。
平安末期(1178年)、後白河法王が撰集された『梁塵秘抄』に、
「四方の霊験所は伊豆の走り井、信濃の戸隠、駿河の富士の山、・・・」
とあるように、古くから全国に知られた霊山である。

まず行ったのが、こちら、宝光社である。

杉の古木の中を270段余りの石段を登ると両部神道当時の面影を残した荘厳な社殿がある。
技芸、安産、厄除、家内安全などの御神得がある御祭神は、中社の御祭神の御子神様の雨表春命あめのうわはるのみこと。

次に訪れたのが中社。

天の岩戸を開ける為に神楽を奏でる事を考案した知恵の神様、天八意思兼命あめのやごころおもいかねのみことが御祭神。
境内には樹齢900年に及ぶ三本杉があり、参拝者が多く訪れる。

写真左手前に移っているのが三本杉であり、幹の太さは尋常じゃない・・・
立川さんと2人ですげ〜、とため息をついた。
戸隠神社の中で一番見栄えのある神社でもある。

そして、この後、戸隠流忍法資料館へと行った。

ここにはこの他にも戸隠民族館、忍者カラクリ屋敷、手裏剣道場もある。
時間の関係上、民族館と資料館しか見なかった。
資料館はこの写真の建物の2階にある。
最初、何も知らずに1階に入ったが、忍者に関係する資料らしきものは一つも見当たらなかった。
おいおい・・・どこが戸隠流忍法資料館なんだ・・・と思って外に出たら、
はじっこの方に、“資料館入口2階”と案内板が・・・
何だ・・・と気を取り直し、2階に上がろうとしたとき、どこぞで聞いたことのあるエンジン音が。
立川さんが、「あれ?あいつのバイクじゃない?」
2人して音のする方向を探すと、バイクにまたがった上野さんが地図みたいなのとにらめっこしている。
「おーい!上野さ〜ん!!」、と叫ぶも、自分のバイクの爆音が邪魔して聞こえてないのか、
まったくこっちに気付かない。そのうち走り去ってしまった。
「下にあるオレらのバイクに気付いてこっちくると思うんで待ってませんか?」と立川さんに提案し、待つこと10分。
が、上野さんはこなかったのであきらめて資料館に入った。
忍具はもちろん、色々な武器が展示されていて、それ以上に目を引いたのが
白黒のパネル写真。若い頃の初見先生を中心に訓練風景が映し出されていた。
30分かそれくらい、じっくりと見て回り、今習ってる武術の凄さを改めて再認識したのであった。

そして、最後の観光地、奥社・九頭龍社へ。

ここが道路わきにある、奥社への参道の入口である。
実は参道の距離が長く、立川さんと行くか行くまいかしばし相談。
と、その時奥からおばさんグループが。
どのくらいかかるか聞いてみよう、という事で聞いてみると、徒歩で片道30分はかかる、との事。(^^;)
おばさんたちは奥までは行かず、途中にある門のとこで引き返してきた、との事。

せっかく来たんですから奥まで行きましょう、という事になり、いざ奥社へと。
10分ぐらい歩くと、さっきのおばさんたちが言ってた“門”が見えてきた。

名を“随神門”ずいじんもんと言う。
この先は鬱蒼と生い茂る杉並木が延々と奥社まで続く。

樹齢も相当あり、数々の戦火を逃れて現代に残ってる事をまざまざと思わせる。
途中、木漏れ日をなんとなく撮ったら神秘的な写真が出来たのでアップで載せてみた。

しばらくすると、平坦な道から坂道になり、階段が続く道になる。
その斜面・階段を登りつめるとようやく奥社・九頭龍社が現れる。

これが境内で、奥社はこちら。

奥社は戸隠神社の本社であり、
天の岩戸を無双の人力で開けたと言われる天手力雄命あめのたちからおのみことが御祭神。
隣には地主神として尊信されている九頭龍社があり、戸隠の信仰の中心的社となっていて、
鳥居川、楠川、裾花川の下々まで豊かな水をつかさどっている。

奥社の境内からの眺め。
戸隠バードラインを始め、麓のワインディングが見える。

自分のバイクまで戻ってきたときは17:15・・・
2人は目の前の光景を見て愕然とした・・・
お店が閉まってたのだ・・・
そばソフトを食うのを楽しみにしてたのに〜〜(ToT)
泣く泣くバイクに戻り、エンジンをかけようとした時、オレのバイクのタンデムベルトにソフトクリームのコーンの紙が・・・
オレ:「誰だよ〜いたずらしやがって〜」
立川さん:「あ、これぜってーあいつだよ。いやみなやつだな〜」
オレ:「マジっすか?上野さんがやったんですか?一人だけそばソフト食いやがって〜〜」

そして2人は泣いて帰ったのでした(笑)。

夕飯ギリギリの18:00に帰ってきて、飯を食う。
その時に上野さんに事の真相を確かめる。
すると、戸隠流忍法資料館ではオレ達に気付いてながら無視してたらしい・・・(−−;)
そしてそばソフトを食って、紙をオレのバイクのタンデムベルトにはさんで帰ってきたらしい・・・(−−;)

飯は、というと、これがうまかった!
ボリュームが少ないなぁ〜とは思ってたんだけど、ご飯大盛りでなんとか腹を満たせた(笑)。

飯の後はみんなベッドに入って、バタンキュー。ぐっすりと寝てたよ。
オレと立川さんはなぜか金曜ロードショーの“ほたるの墓”を見てて、
終わった後、悲しみを胸に、ゆっくりと眠りについたのでした。
って、なんのこっちゃい(笑)

趣味の一つがバイク、というオーナーの所有バイク

一日目総走行距離 406.1km

8月11日(土)


8時朝食。
記念に店のオーナーとペンションをバックに写真を撮る。
オーナーの奥さんが後ろのほうでちゃっかりと写ってる。
9:15にオーナーにお礼を言い、出発。

戸隠バードラインの出口でガス補給。9:30出発。
北軽井沢から167.5kmで10.5リッター。燃費15.95・・・
CBは大ガス食いだ・・・

長野市内は善光寺もあるので混むことは目に見えてたので県道36号線で南下する。
途中、15分ほどここで休憩した。

ここからはこれから下るワインディングが見下ろせた。

この景色を見て、あ〜〜いいねぇ〜・・・と思った。

しばらく走り、鬼無里の交差点で31号に合流しすぐのローソンで、また休憩。10:30〜40。
そしてまた県道36号に入り、R19へ。そしてすぐに県道12号線へ。
狭い道だったが、アップダウンが激しい。
途中で道が分からなくなり、“北アルプス展望”の看板に従って進む。
これが間違いだった。左の北アルプス展望のほうではなく、右のちょっと下り坂の道が正しかったのだ・・・

結局、12:00頃やっとR19に戻れた。
本当は県道12号を南下して、長野自動車道と交差して、更に下に行くはずだったのに、
実際は間違えて県道390→395→70、そしてR19へと。
要するに同じ場所に戻ってしまったのだ・・・


現在地不明の位置でしばし休憩。
左の写真でオレの方を向いてる上野さん「オートシャッターちゃんと設定できてないんじゃ?」と、言っています。
実はフラッシュ設定してなかったので撮れたかどうか分からなかったのでした。
三叉路の視察に行った帰りにブレーキターンする上野さん

ようやくR19に戻り、再び県道12号線には入らず、そのまま南下する。
途中の道の駅“大岡”で昼飯タイム。12:20。
また蕎麦を食う。
今回は山菜おろしそばを食った。
これもうまかった〜〜(^^)
12:50出発、松本市で県道57→R143→県道67に入る。
ここでガス補給。13:45。
戸隠から114.3km、5.57リッターで燃費20.52??
なんで今度は燃費いいんだろ?わけわかめ・・・

目指すはビーナスラインだが、前方の山には妖しげな暗雲が渦巻いている。
高度を稼ぐと共に道幅は狭くなり、車のすれ違いが困難になり、詰まる事数回。
詰まる前にオレらを先に行かせろ〜〜〜
んなこんなでノロノロ走ってるうちに、ついに来た・・・
パラパラ・・・と降ってた雨が本降りに。
仕方なく、道幅が広くなったところでバイクを停め、カッパを着る。

天気予報では“余裕”のあめのはずが、後にも先にも本格的に降られたのは、ここの区間だけ。

14:49、やっとビーナスライン・扉峠に着く。
休憩所にバイクを停め、う〜〜〜ん、と背伸び。
前の車がのろくて、しかもタイトコーナーの続く細い道を延々と登ってきたから
姿勢が固定されて体が疲れちゃったのだ。

雨はやんでいたが、霧が凄く、っていうか、高度的にも雲の中同然・・・
路面は濡れてるし・・・
でも、せっかく来たビーナスライン、ここを降りたらあとは高速だし、と言う事でちょっと飛ばす。
旋回中に荷重をタイヤにあまりかけないようにするべく、
向き変えをなるべくすばやく終わらせて、という風にカクン、カクン、とコーナーを攻めてた。
と、後続がついてこない・・・
あとで叔父に聞いたら、叔父の後ろがコースアウトしかけたらしい・・・

和田峠で休憩。

霧の摩周湖ならぬ霧のビーナス

ビーナスラインは高いので、霧が峰にて降りる。
R20号に出てすぐのセブンイレブンで休憩。16:00。
オレはカッパを脱いだ。高速でバタつくのがやだったからだ。
そして、諏訪インターから中央に乗って帰る。

が、双葉PA手前で雨がまたしても降ってくる。
路肩にバイクを停め、カッパを着て、双葉PAまで。
やっぱりばたつく・・・気になって仕方がない。

17:07に双葉PAに着く。
そこで、オレはカッパの腕をまくり、足首に巻いてたバンドを外して、
二の腕にバンドを巻いた。これでばたつきは気にならなくなるだろう。
半袖になったけど、ばたつくよりはましさ。
ガス補給をして出発。松本から115.9km、8.01リッターで燃費14.46・・・

走り出してみると、ばたつきは気にならなくなり、快適♪
雨は依然と降ったりやんだり・・・

18:35藤野にて最後の休憩。
ここから中央出口までは山間でほとんど、まっくら、雨は強いし・・・
首都高に入る頃には雨がやんできて、すり抜けしまくって帰ってきた。
途中でアホなBMWがいてハイビームですり抜けしてるオレに気付かず車線変更しようとしたから
クラクションならしてやった。
叔父さんや上野さん、立川さんがいなかったら蹴っ飛ばしてたよ・・・

20時頃、無事帰宅。
みんな、オレんちで少しゆっくりして、帰っていったよ。
今回もよかったね・・・雨は残念だったけど・・・

次回は紅葉の季節に、秋晴れの下、磐梯スカイラインを攻めに行きます。
オレはその時にハングオンを解禁します。(たぶん)
今回は出来なかった撮影会もしましょう。
伊豆ではオレだけでしたが、次回はみんなのライディングをカメラに収めましょう。

お疲れさまでした!(^^)

 

 

 

 


May the adventure be full of wonder and grace!!